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  • 執筆者の写真DI薬局

カミカミ期(後期・前半)①この時期の食べ方と与え方について

更新日:2020年10月21日

前回はモグモグ期からカミカミ期へのステップアップの目安についてお話ししました。

今回はカミカミ期(後期)の食べ方の特徴やポイントについてお伝えします☺

食べ方の特徴

食べることが段々上手になってきました😊カミカミ期では次のことができるように練習していきます。

㌽① バナナ位の固さの物を歯ぐきでつぶして食べること、前歯でかじりとることの練習をします。

㌽② 口の周りの筋肉が発達し、舌を前後上下に加え左右にも動かせるようになります。

   大きいものは前歯でかじりとり一口量を覚えていきます。

ほっぺたの動きをチェックしてみましょう👀

歯ぐきでつぶして食べていると噛んでいる方のほっぺたが動いているのがわかります。

㌽③ 9か月頃から1日3回食に進みます

9~11ヵ月頃は1日3回の離乳食に進めていけるように赤ちゃんの様子を見ながら、ペースを合わせて進めていきましょう☺

決まった時間帯に食べさせることで自然と生活のリズムも整い睡眠も規則正しくなってきます⏰

早寝早起きをすると自律神経が正常に働き、消化酵素の働きもよくなりますよ◎

なぜこの頃から3回食❔

赤ちゃんの中にはハイハイで家の中を動きまわるようになる子もでてきて、産まれた頃と比べて動きがますます活発になりできることが増えてきますね。

実はこの時にたくさんのエネルギーが使われます。

しかし胃袋の大きさは4ヵ月の頃と変わらないので(約200mlで1才ごろまで同じ)1回にたくさん食べることができません。体に負担がかかってしまいます。そのため離乳食の回数を増やして補います。

また9ヵ月になる頃には母乳中の鉄は半分ほどになってしまいます。鉄が不足すると『鉄欠乏性貧血』を発症しやすくなります。大人の貧血とは違い赤ちゃんの場合はもっと深刻です💦

鉄分が不足すると血液が十分に作られなくなり全身の細胞に酸素を届けることができません。疲れやすい、病気になりやすい、発育発達が遅れるなど貧血が原因でおこることがあります😓

そういった面からも3回食が重要になる理由がわかりますね!

必要な栄養素を摂る事は、赤ちゃんの筋肉や骨が育ち順調に成長する事につながります👶

鉄分が多い食品の一例です。

☆離乳食に使いやすい鉄分が豊富な食品

(肉類)牛、豚の赤身肉 レバー 

(魚介類)まぐろ かつお かき あさり   

 牛乳 ヨーグルト  卵 

 大豆・大豆製品(豆腐・高野豆腐・納豆・きな粉)

 ほうれん草 小松菜 切干し大根 ひじき のり

緑黄色野菜や果物などに多いビタミンCを一緒に摂ると鉄分の吸収率が上がり、また栄養のバランスもよくなりますup⤴⤴

カミカミ期から食べられる食品については次回詳しくお伝えします☺

初めて3回食を与えるときは…

初めて3回食に進む時は、慣れるまでは少量からで1回量の1/3~1/2位から徐々に増やします。食べ慣れたものを中心にメニューを考えてみましょう。また食事と食事の間が4時間以上開くように設定しましょう。

中には食が細い子もいますが、1回の量が少なくてもいいので3回の食事のリズムを作ると食事前に消化液が出て、空腹を感じるようになってきます。

おっぱいが好きで離乳食をあまり食べず体重の増えが悪い場合は、母乳の与え方を検討してみましょう。

次回は『後期・前半②』で食べさせ方と食べられる食品についてお伝えします。

※参考資料:厚生労働省 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」、はじめてママ&パパの離乳食(主婦の友社)

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