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  • 執筆者の写真DI薬局

離乳食の基本のルール

赤ちゃんは体の機能がまだ未熟で抵抗力も弱いです。

そのため離乳食を進める上で気を付けなければならないことがいくつかあります。

今回は離乳食の基本のルールについてお話しします。

離乳食は細かいルールがあって大変そう😓だと感じられるかもしれませんが、ルールを押さえて進めていくと大丈夫ですよ😊

1⃣ 赤ちゃんが飲み込める形に調理する 

口の動きの発達を見ながら少しずつかたさを増していきます。(前回のブログ記事『離乳食の進め方』の中で詳しく説明しています☆)

2⃣ 食材は必ず加熱して与える 

赤ちゃんは細菌に対する抵抗力がとても弱いので少しの細菌でも食中毒を起こす心配があります。

豆腐なども加熱し、作り置きで時間がたったおかずや冷凍しておいた食材も電子レンジなどで加熱してから与えましょう。

3⃣ 消化吸収のよいお粥を最初に与える

米やいもなどの炭水化物は赤ちゃんの未熟な胃腸でも消化吸収しやすく、中でも米は食物アレルギーが少ないので「10倍粥」は離乳食のスタートにおすすめです。

お粥に慣れて野菜、たんぱく質の多い食品(植物性➞動物性)へという順番で進めていきます。

4⃣ たんぱく質源の食品は順番と量を守る

たんぱく質を多く含む食品には赤ちゃんが消化しにくい脂質も多く含んでいるものもあります。その為豆腐や白身魚など脂質の少ないものから始めます。また量が多いと内臓の負担になります。

5⃣ 「味付けなし」「油なし」から始める

余分な塩分を体の外に捨てる役割をする腎臓の機能が未熟で大きな負担をかけてしまいます。脂質もまだ消化が難しいです。味付けをする場合は7カ月ごろから、油脂は6カ月ごろからで使うのはごく少量にします。

6⃣ 赤ちゃんに使えない食材に注意する

離乳食で使う食品は赤ちゃんが食べやすい形に調理でき、塩分や脂肪が少ないものが適しています。

次のような食材はまだ使えません。

・塩分・糖分・脂肪が多いもの(漬物、たらこ、いくら、お菓子、脂肪の多い肉、ファーストフードなど)

・のどに詰まらせる危険があるもの(もち、たこ、いかなど)

・生食(刺身、生卵)

・そば

・香辛料

・カフェインが入っている飲み物

(注)ハチミツ⇒乳児ボツリヌス症予防のため満1才までは使えません!!

7⃣ 衛生面に気を付ける

㌽2⃣でもお話しましたが赤ちゃんは細菌の抵抗力が弱いです。食器を消毒した方がよいのかなど気になるところだと思いますが、一般的な食中毒対策で十分対応できます。厚生労働省のホームページ『家庭でできる食中毒予防の6つのポイント』パンフレットにわかりやすく書かれていますので参考にされてください。

7つのポイントについて説明しました。

胃腸だけではなく、腎臓や肝臓の機能も含めると、大人と同じ食事は8歳ごろになります。離乳食や幼児食のルールは子どもの未発達な体を守るために大切です🌼

次回は『ゴックン期(初期)①』についてお伝えします。

★DI薬局では、個別の離乳食等の育児相談を行っています。電話、ライン、個別で面談(2階の相談室で行います)などご希望の方法でご相談下さい。(もし今後国や市の施策が状況により変更があった場合はそれに伴い変更する場合がありますのでご了承ください)離乳食スタート前に一度離乳食の進め方について話を聞いておきたいという方もどうぞお気軽にお尋ねください☺

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